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メンバーコラム

「何故か時々読み返してしまう一冊から。」

2015.03.23 Mon

サイモンシネックの「WHYから始めよ!」を読み返していて、大聖堂の建築現場の二人の石工の例えがとても好きだなあと改めて思った。

「仕事が好きか?」という問いに、

石工Aは、
「おれは物心ついた時から、この壁を作っている。仕事は単調だ。一日中、じりじりと照りつける日差しの下で働いている。石は重いし、毎日、運ぶのは骨が折れる。おれが生きているあいだに、このプロジェクトは終わるのかどうかもわからない。だが、これは仕事だ。賃金をもらっている。」と答える。

一方、石工Bは、
「大好きさ。大聖堂を立ててるんだぜ。物心ついた時からずっとこの壁を作っているよ。
そりゃ、仕事は単調になりがちだ。一日じゅう、じりじりと日差しが照りつけるし、重い石を一日中運んでいるんだから、そりゃ大変さ。おれが生きているあいだに、このプロジェクトが終わるかどうかも定かじゃない。でもね、おれは大聖堂を建ててるんだよ。」と答える。

ブランドの、マーケティングの、組織の、働き方の。
示唆に富んだこのエピソード。
忘れないように。
この機会にここに書きとめておきたいとしみじみ思ったのでした。

*出典:サイモン・シネック(著)、栗木さつき(翻訳)「WHYから始めよ!」、日本経済新聞出版社、2012

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