未来のための革新をデザインする。
メンバーコラム
2014.09.24 Wed
「こどもごころ製作所」の仲間になって1年とちょっと経ちました。
この期間で変わったことと言えば、「視点」かもしれません。
今まで見過ごしてきた事柄や景色をちょっとづつ取り戻しているような気がしています。
こどもごころ製作所では『大人にこどもごころを立ち上げる』活動をしているのですが、いろいろある活動のうちのひとつにFaceBook運営があります。
くすっと笑える面白いことや日々の気づきのヒントになるようなネタを毎日アップしているのですが(内容は一見やさしいのですが)、毎日あげるとなると結構大変。
タイミング良くいいネタが目の前に現れてきてくれるものでもないですから、自然と周りをよく見るようになります。
そうすると、毎日の通勤路でも小さな変化に気がつくようになる。毎日見ているようで見ていないことに気がつく。
例えば、最近の話で言うと、自宅から最寄り駅までに紫陽花の群生が3かたまりあって、そのうち2つは同じ種類、1つはちょっと変わっている、とか。花(正確にいうとガクなんですよね)の色は薄い水色と紫が混ざったような、あの家のがいっとう好き、とか。花が枯れてすぐしおれるものと思っていたら、わりときれいにドライフラワーのようになって、それはそれで味わい深いなぁとか。もうとっくに梅雨は明けて夏になり、もう秋になりかけているというのに、まだ紫陽花観察記は続いています。
例えば、百紅日のこと。街にはかなり多く存在していて、花も鮮やかなパッションピンクから純白まで幅広く、そして花にしてはずいぶん長い期間咲いていて「いったいいつまで咲いているのかしら」なんて思っていたり。
そうなったらもう、どこを歩いていても紫陽花センサー、百紅日センサーが作動してどんどん目に飛び込んでくる。
意識し始めると、スルーしていたものがちゃんと自分の視界に入ってくるんですね。面白い。
今までしんどいと思っていた通勤も案外悪くないなと感じられたり、「他の道を探してみようかな」なんて思って遠回りや寄り道をしてみたりするんですね。不思議。
そうやっていろんな物事を見ていると気になる対象がひろがって、情報がたくさんになってゆく。それが今、なんだか楽しい。
んー、でもこれをどう伝えていくかっていうのが難しいですね。
このたまっていくネタのタネをうまく咲かせるかは、また別の問題。。。