未来のための革新をデザインする。
メンバーコラム
2014.12.8 Mon
日本には四季があり、それぞれの季節の楽しみ方があります。
暦でも二十四節気や七十二候のように細かく季節の移り変わりを表現しています。
たとえば七十二候の
・黄鶯睍睆(うぐいすなく)
・玄鳥至(つばめきたる)
・寒蝉鳴(ひぐらしなく)
・地始凍(ちはじめてこおる)
など、身近な動植物の変化を表しているので、日々のちょっとした変化を見つけるのが楽しくなります。
和菓子の世界でもありました。
ある月の和菓子。きんとんで上部が白、下部が緑で作られています。
まだ寒い冬の中、雪が積もっている下で新芽が顔を出し始めた春の訪れを表現しています。
一か月間そのお菓子は販売されていますが、一週間ごとに少しずつ変化します。
初めは白の割合が多く緑が少ないのですが、段々と白が少なく緑が多くなっていきます。
最終的には雪の部分は少しで新芽の部分が多くなります。
同じ名前で出すお菓子ですが、季節の移り変わりを表現する職人魂を感じます。
普段と同じモノが、ちょっとしたストーリーが付くだけで他とは違った特別なものになりますね。
毎日は流れていくけれど、こういった変化を楽しむと毎日が特別な日(ブランド)になる気がします。
こんな変化をつまみにお酒が飲めますね。
さて、今夜の旬のつまみは何かなぁ。