未来のための革新をデザインする。
メンバーコラム
2014.10.27 Mon
はじめまして。博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダーの原田曜平です。
若者の車離れ、酒離れ、海外旅行離れ・・若者が消費しなくなったと言われてもう久しく経ちます。
若者の人口が減り、若者の雇用が不安定になり、若者の可処分所得が下がり…確かに若者の消費市場は全体的に縮小しています。
が、では何故、若者がお酒離れをしているはずなのに、各地で開催されているオクトーバーフェストにたくさんの若者たちが集まり、ビールを飲んでいるのでしょう?
若者が車離れしているとは言え、若者が部屋にひきこもっているかと思いきや、若者たちに高額自転車が売れ、全国の大学で散歩サークルが増え、カラーランやエレクトリックランなどのイベントが盛り上がっているのは何故でしょう?
若者が海外旅行離れしているはずなのに、高額の南米のウユニ塩湖に行く若者が増えているのは何故でしょう?
若者たちは必ずしも消費意欲を失っているわけではなく、時代が激変する中、消費の矛先がかつての若者たちと変わってきているだけなのではないでしょうか? 日本の平均年齢が50歳を超える中、こうした変化を、日本企業・日本人全体がただ見ていない、気付いていないだけではないでしょうか?
若者研では、ブランドデザインが企業や商品をブランディングする時に用いる様々な手法・知見を用い、現場研究員と呼ばれる若者研に所属する約200人の一般の若者たちと協働し、若者たちとターゲットにしたインサイトの発見、商品・サービスの開発、PR・プロモーション施策の実施などを行っています。
また、現場研究員と協働して抽出した若者研究の知見も様々なメディアで発表しています(書籍「さとり世代」「ヤンキー経済」、日本テレビ系列金曜「ZIP!」をご覧下さい)。
機会があれば、是非、若者研とお仕事でご一緒致しましょう。
今後も若者研の活動にご期待下さい!!