
突然出現するブランド体験装置で生活者の心を動かす
突然現れる店舗がブランドの「新鮮さ」を演出
ブランドイメージの拡張や新たなターゲット層の取り込みに効果。
未来のための革新をデザインする。
突然出現するブランド体験装置で生活者の心を動かす
突然現れる店舗がブランドの「新鮮さ」を演出
ブランドイメージの拡張や新たなターゲット層の取り込みに効果。
近年、「ポップアップ※型」の施設開発がブランディングの新たな手法として注目を集めています。「ポップアップ・スペースブランディング」は、リアルな空間(店舗やショールーム)体験を突然設置することで、期間限定のブランディングを行います。既存の企業・ブランドイメージを拡張する生活者発想のブランド体験を展開することによって、既存のブランディングとは異なるイメージの訴求や、新しいマーケティングターゲットを取り込むための効果的な接点を創出するといわれており、「ポップアップ・スペースブランディング」はこうした「ポップアップ型」のブランディングニーズに応えるための新ソリューションです。
企業/ブランドが持つ既存資産を顕在化しながら、新たなブランド体験を提供することで、時代に即したブランドへと昇華させます。ブランドイメージが長い間固定されている「企業/商品ブランド」が既存の施設やチャネルのままでは実施することが難しい場合に効果的とされています。
期間を区切った運営により、比較的安価にマーケティング課題に取り組むことが可能です。若者やシニア、女性、高感度エリアの攻略など、企業/商品ブランドの課題に応じた空間体験を設計することで、生活者との新たな接点を作りだし、新たな視点でのフィードバックを得ることが可能です。
期間限定であることから、ニュース性や話題としての斬新性を追求した、自由度の高い店舗コンセプトやデザインの設計が可能です。欧米では既に斬新な店舗設計により高いバイラル効果を発揮した「ポップアップ・ストア」の事例が多く見られます。
企業の新たなブランドイメージを発信していく情報拠点として、O2O 施策と組み合わせることで、効果を更に増幅させます。
消費材メーカーであるHAKUHO(架空のブランド)はファブリックケアブランドを扱う老舗企業であり、長年にわたり研究開発に力をいれながらブランドの地位を確立してきた。しかし、現在のブランドは商品単体の機能や価格に依存し競合他社に埋もれてしまっている。各製品の特徴や長年の研究開発に裏付けられたモノづくりの姿勢が生活者に充分伝わっていないことが最大の課題である。一方、世の中の傾向として、若者を中心にして衣食住を見直し、質の良いものを長く使い「丁寧に生きる」という価値観が受け入れられはじめている。「洗濯にこだわると、気に入った衣類を長く使える」という新しいライフスタイル価値を提案することで、より多くの生活者に気づきを促し、HAKUHOの研究開発力を発信することにより、新しいファンを獲得し、ブランド価値を引き上げることを目的とする。
※画像は架空ブランド
20~30代のファッション好きで、衣類を大切にし、気に入ったモノを大事に扱うことにこだわりを持っている男女をターゲットとして、洗濯にこだわることの楽しさを訴求する。ターゲットが好んで足を運ぶ中目黒の街の一角に小規模で出店する。
ポップアップスペース施策
カフェカウンター併設のランドリーショップという新業態を期間限定で出店し、長年にわたる究開発に裏付けされた洗濯に対する知識や経験を顕在化し、洗濯に関わる新しいライフスタイルの提案をおこなう。
生活者視点での理想的な体験の流れ(カスタマージャーニー)を考慮しながら、ブランドとして発信することを明確化し、体験タッチポイントを設計することによって効果的な一連のブランド体験を構築できる。
中目黒に突然できた、話題のランドリーショップ。あのHAKUHOがプロデュースしているらしい。今日は試しに、お気に入りの服をまとめて洗ってみよう。
店舗奥のカウンターにいき受付を済ませると、自分の洗濯機を指定してくれる。洗いたい衣類を伝えると、それに一番適した一回分の洗剤と柔軟剤をコンシェルジュが配合して渡してくれた。
指定された洗濯機に自分の服と洗剤、柔軟剤を入れて洗濯機を回した。ランドリーの横には、手洗い用シンクがあって丁寧に洗いたい服も洗えるようだ。
洗濯している間は、隣のカフェカウンターで待つ事にした。一杯一杯こだわって淹れたコーヒーを飲みながら、バリスタとこだわりのファッションとモノの会話を楽しんでいると、洗濯が完了していた。
既存のイメージを拡張するためHAKUHOがイノベーティブなことを始めたことを発信する。
HAKUHOが長年にわたり確立してきた、専門性と開発へのこだわりの象徴化。
洗濯をすることに、こだわるというブランドの新しい提案の表層化。
HAKUHOブランドの新しい価値を広く拡散する為のコミュニティをつくる。
定期的に話題性のあるイベントを店内で開催することで、常に店をリフレッシュしながら店舗集客をはかると同時に、情報を様々なメディアに拡散することで、より多くの人にブランドの新しい展開を発信することができる。